大濠はるか
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一関市博物館:
「刀工一関士宗明と備前伝の系譜」展 助真など展示
◇国重文太刀「助真」など展示--29日から一関市博物館
一関市博物館は29日からテーマ展「多才の人・刀工一関士宗明(いっかんしむねあき)と備前伝の系譜」を開催する。一関藩士、久保田宗明(1831~88)作の刀や銃、免許状など27点を展示、国指定重要文化財で県立博物館所蔵の「太刀 銘 助真(すけざね)」(鎌倉時代)を5月22日まで特別展示する。テーマ展は6月12日まで。
BLEACHを復習してばかりいる夫の横で、こんなに刀を振り回すアニメは久しぶりに見るなぁと思った。東博でも歴博でも刀展示は絶対見ないようにしていたからね。GWは自宅にこもりきりの予定。不安だ―原稿かきに追われる私の隣で絶対彼はBLEACH見つづけると思う...夫いわく「ぴえろのアニメは秀逸。原作読者には(アニメを見ることで)おまけがあるし、アニメだけの視聴者もそれなりに楽しめるようなポイントがある」。ソウルソサエティ(私はアニメ派なので当て字があることは知っているけどよく分からん!)編になってから、登場人物の服装は変わらないし、背景となる街並みが変わることもないし、ヘンな死神ばっかり出てくるし、慣れるまで1ヶ月かかっている私には、まだぴえろのよさを味わい切れていないのかも。
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香川県文化会館:
開館40年。展示や美術の動きを3期に分け振り返る
開館40年目を迎えた県文化会館(高松市番町)が、これまでの展示や美術の動きを振り返ろうと「40年のあゆみと美術 コレクションにみる文化会館の足跡 『1966~1977年』」をスタートさせた。開館初期の同館の様子を80点の絵画彫刻コレクションと共に展示。3期に分けての開催で、今期は開館初期を 振り返る。5月5日まで。
開館から77年にかけては、主に展覧会の開催をきっかけとして作品を購入し、300点を収集。そのうち絵画彫刻作品は56作家145点となっていた。
このあとの職員の方のコメントを読むと、以前は当文化会館が香川の文化の中心地だったことが分かる。
現在の中心地はどこだろう。私にとっては、高松市ではなく、丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館のリピート率が最も高い。展示は言うまでもなく、お茶だけショップだけの利用もあれば(一度は弟の結婚式に出るための着替え場所に使った!ごめんなさい!)隣接する図書館に行くだけのことも。カフェの「季節のケーキセット」にはかぼちゃが登場することもあった。渋い。平日はもちろんゆったりできるので、一人で読書しながら大きな窓に座るのがお気に入り。というとかなりの回数行っているようだが、実はそうでもなかったりして、がっくり。
博物館も美術館も、開館後に遭遇する他館との関係性や運営体制の変化にともなって、性格が変わっていくものだろう。地域に果たす役割の変化を確認する、こうした試みがもっとあってもいいように思う。各館の年報などを辿っていくと、設立理念が開館当初から(フォントやポイントまで)同じ館が大多数。変化を受け入れない業界?対応の仕方で二極化するだろう、と言いたくなるのはやまやまだが、実際の博物館、美術館の営みは予想以上に多様だったりするから、面白い。
今日答え合わせしたフランス語の宿題「~したいのはやまやまだが~できない」←自信ない!
Son mari et elle voudraient changer de maison mais ils peuvent pas.
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5月7日より期間限定でエスクァイア・ギャラリーがオープンします。本誌で特集したフランク・ロイド・ライト・デザインの家具や照明を配した空間に、エスクァイアのバックナンバーほかライト関連の貴重な書籍類、さらには孫で同じく建築家のエリック・ロイド・ライト氏の手になるドローイングやパースなどが展示されます。
このページの下のほうに
フリーダイヤル:0120-310-018 (5月3日より電話受付開始)
とあり、ギャラリーの見学に予約が必要かとSONY MUSEUM以降予約恐怖症気味の現在、すぐには行けないかと逡巡中。先月Lucaが発売されるかと楽しみにしていると書いたが、2004年11月をもって休刊とのこと。紙質のセレクト、写真の色使いにもこれからが期待される雑誌と思っていただけに残念なことこの上ない。
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ヤンババ! ばばぁ強盗団がやって来る! (2000)
JETZT ODER NIE - ZEIT IST GELD ドイツ
オープニング映像は水中にゆらゆら浮かぶひまわりと静かに沈んでいく模型の船。
最初はホラーか、ホワイトオランダーのような母娘モノと思った。シュールなんだもの。
「埋葬すらされなかった」で始まるナレーションも詩的。コメディとは思えないほど丁寧な映像の作りに感動。ドイツ語は分からない。でも言いたくなるのは言葉の美しさ。日本語台詞のひとつひとつも、切り離すと色気が失われるものの、一言ごとに別のドラマが生まれてくるような遊び心に満ちてます。
銀行強盗を遂行するために、新聞記事を頼りに囚人となったを探し出して、強盗の手ほどきを受けようなんて面白すぎる(もちろん囚人は「お前らにできるわけがない」と一蹴)。この場面で、別の囚人と花嫁姿の人がフェンス越しに抱き合っている(手をつなぎあっている)のも細かい芸でしょ?
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バルセロナへ行くために、コペンハーゲンを経由したことがある。コペンハーゲンに本部のあるダニスコのことは当時知らなかったけれど、キシリトールで使用される果糖は主にダニスコのもの。このダニスコが中心となって学術ファイバーアカデミアが設立されている。
ファイバーアカデミアの事務局は、食物繊維をはじめとする機能性素材を供給するダニスコジャパン(東京都新宿区)が運営事務局を務め、アサヒ飲料、アサヒ フードアンドヘルスケア、敷島製パン、日本製粉、ロッテ、ロート製薬の6社が賛同企業として加わった (日経BPページより)
デトックスと言えば体内の解毒とされ、食物繊維重視の生活が提案されるが、有害金属を体外に排出することも重要。
それはともかく、体内浄化に関して我が家で話題なのはリンゲル液。種類はいろいろあるようですが、使い方によって私のぽっこりしたお腹をへこませるのに効果があるらしい。ナホトカ号の重油流出事故の際には、水鳥の救護といった場面でも用いられているんですなぁ。
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わわわ。これってまるでパリにいるみたい…前衛的というか。
子どもにこれを見せるのはやはり恥ずかしい。
ちなみにこれは地震に負けず頑張ろうということで設けられたメッセージボードのようなもので「元気君」というようです。元気バイ!!福岡キャンペーンによるもの。
うむむ。近づいてみると分かりますが、「元気メッセージ」より願い事が書いてあったぞ。七夕の短冊状態です。
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マイ・ビッグ・ファット・ウェディング (2002)
MY BIG FAT GREEK WEDDING アメリカ
外国人に対する固定観念はどこの国にもあるらしい、「インド人は数学が得意」「中国人は集団で行動する」「アメリカ人はアメリカ優位主義を持っている」「タコを生で食べるのは日本人だけ」などなど。
外国人に限らず、日本の中でも「大阪人は東京が嫌い」「九州人は甘いしょうゆしか受け付けない」「宮城県人の歩いた後には草も生えない」、どこまでが「大阪人」なのか(例えば、10歳まで大阪で育ったら大阪人なのか、それとも生まれも育ちも現在の居住地も大阪の人が大阪人なのか)とか、それぞれのネタがホントかウソかなんて追求していくのはテレビの企画ぐらいなものかいな。身近で接する苦手な人にガマンならない時に、「○○さんがね、~、~、!!!(怒)」と話すよりは、「○○(主に地名)の人って~な傾向あるよね」と若干ながらも抽象化して語調を和らげるときに使うことって、往々にしてある(と友達とこないだ話していた)。
と思っていたら、典型的「ギリシャ人家庭」の結婚をめぐる様々な風習が、これでもかとたたみかけるように私たちを襲ってくる映画。オーバーリアクションとも言える、「過剰さ」を好むギリシャ人を対象としたコメディなんだけどところどころ、あー(日本人だけど)うちにもあるかも、と思わせる要素があちらこちらに。主演女優さんが自作自演した一人芝居が元になっている映画なので、リアリティありまくり。
こんなに結婚って大変な騒ぎなのに、面倒くさくならないかなーと思いながら見ていたけれど実際してみるとそうでもなかったナ。結婚経験者も未経験者も、同じところで笑いが出ちゃうかも。
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マイ・ライフ (1993)
MY LIFE アメリカ
病に冒され、生まれてくる子どもと会うことなく死んでいく男が、ビデオレターを子どもに残すうちに、自らの家族関係を温めなおす。ストーリーそのものに泣ける人も多いと思うけれど、私にとっては、映画を見終わって浮かんできたのは、マイケル・キートンの哀しい笑顔だけだった。仲たがいしていた父親や繰り返し話し合った妻の顔は思い出そうとしても、かけらも出てこないくらい。
ネクタイやひげのそり方を教える場面で泣かされたという話をよく耳にする。死を前に、子どもに教えたい、伝えたいという欲求があるものなのか。前述のER、グリーン先生も、自分が死ぬと悟った際、別れた妻のもとにいる娘レイチェルに車の運転やサーフィンを教えたがっていた。
「私の一生はただ恵みをうけるための器であった」と言ったのは神谷美恵子。恵みの雨は親の生死に関わらず子どもに降り注ぎ続けている。そうでない場合も地球上にはもちろんあるし、親子関係は多様でしかるべきだと思うが、自分の知らないところで、親からの恵みの雨によってうるおされていることもあるのかもしれない。
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天国の口、終わりの楽園 (2001)
Y TU MAMA TAMBIEN メキシコ
邦題のタイトルに、心をわしづかみにされた。メキシコといえばルイス・バラガンやアモーレス・ペロスとしか反応できなかった頃には相容れない作品だっただろうなと思う。
熱い風が吹いているはずなのに、旅する3人の頬をなでるのは常に秋の匂い漂う風。劇中ほぼ3人で行動しているし、身体も絡み合うのに、深い孤独の影ばかりが目に付く。かといって過度に叙情的な描写はない。「友達と長く居過ぎてなんとなく間の悪くなった時」は第3者の目からみるとこうなるのか、とはっとさせられたことがたびたびあった。良くも悪くも現実の人間関係に忠実な映画だと思う。
波の音は海の声。死を間近にしたルイサの耳に届いた海の言葉は何だろう。
そういえばこないだ(地上波しか見られないからさ)ERのグリーン先生も海沿いのコテージで死を迎えていたなぁ。
死が近づくと海が見えるの?海に戻りたくなるの?
弥生時代に、顔が西側を向くように、言い換えると、海岸の方向へ顔を向けて葬られていた人骨が山口県で発見されている。約300もの人が埋葬されたこの遺跡を紹介した土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアムにまた行きたくなった。ミュージアムから歩いて行ける、本州とは思えないコバルトブルーの海に、また会いたい。
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■ 開館時間:9:00~17:00 休館日:特になし
■ 入館料:無料
■ 〒370-0861 群馬県高崎市八千代町2-3-6 創造学園大学内
■ TEL 027・328・6111 FAX 027・328・6231
■ E-mail:souzou@tacc.ac.jp
ブルーノ・タウトって誰よ!という方はまずは←こちらサイトをどうぞ。
もう少し上記サイトより引用すると
タウトの資料・遺品160点が岩波書店より寄託、タウトゆかりの高崎に資料館が開設されることになりました。「ブルーノ・タウト資料館」の開設によってタウトの再評価と研究が進むことが期待されています。初代館長には明治村館長で建築史の世界的権威である飯田喜四郎氏が就任しました。
とのこと。タウトの愛読書は、鴨長明の方丈記をはじめとし、広く日本の文化を愛した。芭蕉の草庵をしのび、池大雅、十便図を是としていたそうです。ありゃ。まっこうから議論する相手というよりは、学びつつ言い負かしてみたい(表現が幼稚でスミマセン)相手かも。ぜひお伺いしたいところ。あぁもっと早く生まれたかった私。
タウトの愛用したガラスの建築積み木の復刻版はなかなか色鮮やか。実際に触って組み合わせを考えているだけで、無心になれそう。この積み木は高崎市美術館でも販売されているとか。この美術館で気になるのは05年度夏休み「企画展 百年の愚行」 7月16日(土)~9月10日(土)。クローン羊ドリーの画像が出ていましたが、単なる批判に終わるのか、それとも???作品が独自に放つメッセージ性と、展覧会の趣旨。さぁ、両者どのように対峙するのか???開催が待ち遠しいですね。
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明治27(1894)年に建てられた熊本紡績(株) の赤れんが工場の一部(電気室)を移築したもの。この赤れんが工場は、 九州紡績(株)熊本工場→鐘淵紡績(株)熊本工場→日華護謨工業 (株)熊本工場→月星化成(株)熊本工場として、100年以上にわたり、熊本駅 の近くにあって現役工場として活用されてきた。
熊本では明治22年の旧五高本館・化学実験室に次いで古い赤れんが建物で、妻側は正面性を意識したデザインとなっており、軒の部分やコーナーのレンガ積みに独自のデザインが施されている。
全国的に見ても、明治20年代の紡績工場建物はほとんど残っていないため 貴重な産業遺産。平成15年月星化成(株)熊本工場の閉鎖に伴い解体さ れることになった際、譲り受け移築復元した。■ 開館時間 月~金 10:00~17:00、 土 10:00~12:00
■ 休館日 日曜日、祝日、その他
熊本市内に開館したこの資料館、上記のように日曜日は休館しているので、大学博物館らしいなぁと思わされるのですが、月星化成の歴史とともに旋盤、ボール盤など工作機械がずらり。こうした資料のコレクションとしては、工業技術博物館などのやはり大学博物館系が有名と言えども、やはり王道、国立科学博物館の産業技術史資料情報センターなどで概要を把握しておきたい。他の人には「はぁ?」と思われる古ぼけた旋盤にも、語られないドラマが潜んでいるのですよ。見逃しちゃ勿体ない!
月星化成サイト内の「つきほし歴史館」はヴァーチャルミュージアムですが、気持ちが疲れたときに何だか訪れたくなるサイト。博物館で歩く疲れもないし、展示資料が見えないといってもどかしい思いをすることもない。本物と接触できる体験に勝るものはないとはよくいわれることですしまさに本質を突いているのでしょう。しかし、実際問題として、もう一度みたいな、とふと思った資料のところまでうねうね曲がった展示室を、ゆったり戻るにはしのびないのまた事実。触れ合うチャンスをより増やしたい、と思うことがもしあるのなら、ヴァーチャルでしっかりなじんだ上でいざホンモノヘというコースもありかいな。
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ニューヨーク近代美術館(MoMA)巡回建築展
谷口吉生のミュージアムMUSEUMS BY YOSHIO TANIGUCHI
期間:2005.4.8[金]─ 6.26[日]
会場:東京オペラシティアートギャラリー
開館時間:12:00 ─ 20:00(金・土は12:00 ─ 21:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし5月2日[月]は開館)
入場料:一般\1,000(\800)、大学・高校生 \800(\600)、中学・小学生 \600(\400)*( )内は15名以上の団体料金、夜間割引=閉館1時間前以降の入場は半額/その他割引制度あり。
*土・日および祝日は中学・小学生無料。
艶女(アデージョ)、駄目男(ダメオス)など、独特な言葉遣いに腰がくらくらしそうな雑誌NIKITA(No.7 主婦と生活社)でも紹介されており、掲載された谷口作品のなかに東京国立博物館、法隆寺宝物館を発見。数え切れないほど訪れている博物館でも、あまり興味の矛先が向かなければ、建築家の名前を記憶していないこともあるから怖い。
ちなみにこの展覧会に関するNIKITAでの見出しは、
「知性がウリの艶男(アデオス)は得意分野に持ち込め!」。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館など地方で見かけると、すぐにそれと分かるのですが、『谷口吉生「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・図書館」―建築を見る エスキスシリーズ』などありますし、ちょいと調べたらあれこれ探訪できますね。都内にいると感覚が鈍るのかしら...
東京国立博物館は2001年の独立行政法人化後、多くの記事でも紹介されているように、グラビア撮影や藝大とのコラボもありました。さすが。営業開発部長がおかれているだけのことはありますなぁ。
・・・営業開発部の渉外担当部門に「お客様サービスセンター」を設置、館内の案内業務を担当している民間業者と連携を図りながら業務を行っています。
接客の向上に関する研修も毎年行っています。上野の百貨店・松坂屋の研修担当課長に講師をお願いして接客マインドや接客技術の向上やお客様からのクレームへの適切な対応などについて研修をした・・・
(杉長敬治「親しまれる博物館、日本の顔をめざして」『museum data』No.66 2004より)
など博物館という従来の行政組織所属のイメージからは逸脱した(まぁ東博はもともと文化庁附属機関でしたが)、取り組みっぷりが目立ちます。それにしてもなぜ松坂屋...上野つながりなのかしら。
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ルナ・パパ (1999)
LUNA PAPA ドイツ/オーストリア/日本
タジキスタンの小さな村を舞台に、ひょんなことから(!)妊娠した少女マムラカット。父と兄と3人でこれから生まれてくる子どもの父親を探す旅が始まる。
コメディと分類される映画。でも妊娠する経緯はレイプされたといってもいい状況だと思うし、戦争をきっかけに思考の軸が少しずれてしまったお兄さんが時折見せる妹思いのしぐさの切ないこと。ファンタジックな演出に惑わされることなく、マムラカットを守っていた静謐な社会が、街回りの劇団によってあっけなく破れてしまった。少女から大人になる猶予なんてどこにもなくて、母になる瞬間が確実に近づいてくるその音が聞こえてくるよう。私には重過ぎた。
ラストの空飛ぶじゅうたん(屋根?!)には顎が外れるほど驚いた。どこまで行くのかな。赤ちゃんは無事に生まれたのかな。
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阿蘇小国ジャージー牛乳4.5を愛飲中。
ホルスタイン種よりひと回り小型の阿蘇小国ジャージー牛。
イギリス領のジャージー島原産。この島は、イギリスの税金が適用されないので、ショッピングの島としても栄えている島だとか。過去数百年間にわたり乳牛としての改良を重ねられてきたそうなので、人間に対する従順性、草をお乳に変える能力等において優れているそうです。(丹後ジャージー牧場参照)
茶色い小ぶりの体がとってもかわいらしい。。。
アド街でも『黒川温泉』(2002年11月23日OA)で紹介されたり、通販でも買うことができたり、この牛乳使用のお菓子があったり、まさに小国郷の特産品。
4.5ですよ、かなり口当たり、ノド越しはこってりなのでは、と思い込んでいました。
これがうれしい大はずれ!さっぱり、でも、こっくり。二杯続けて飲んでも、胃がもたれるような気がしないのです。確かにこの牛乳がたっぷり使われたパンならふっくらもちもち、歯ごたえも噛みごたえもありそう。
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博物館について学ぶ人が一度は通る基本のき、『市民のなかの博物館』。(伊藤 寿朗、1993、吉川弘文館)初版を持っているとひそかに得意に思っていたはずが、確認したところ3刷。あ~れ~?自称貴重蔵書がひとつ減ったかも。
この本の推薦者が当時平塚市にお勤めの方だったこともあり、本に記されている内容以上の裏話を伺いました。1976年に開館後、「地域博物館」の呼称が広まるきっかけともなり、利用者にこんなにも愛され(漂着物の会など利用者が継続的に参加できる場があります)、学芸員の方も積極的に利用者との接点を持ち続ける平塚市博物館とはどんなにすばらしいところなんだろう!と、期待にない胸をふくらませ、博物館には遠足以外行ったことがないと嫌がる友達を連れて、初めて訪れたのは1997年夏のこと。
率直な彼女の、当時の感想。「どこにどう『市民』が関わっているのかわからんのやけど」。
だから説明してるじゃない!と得た知識を披露してはもどかしがる私を尻目に、彼女はさっさと平塚市美術館へ向かったのでした。
その後年1回ペースで訪れるたび、かの有名な漂着物に関するコーナーの充実がはかられるなど、確かに一歩一歩、初見の方にとっても、継続的な利用者の存在感が高まる展示を披露してくださっていました。満を持して、ちょうど1ヶ月前、先月19日にリニューアルオープン。
3月19日の開館初日は332名、20日は425名、21日は554名
の来館者を迎えたとのこと、順調ですね!
同博物館のテーマは「相模川流域の自然と文化」。同時期に開館した博物館のテーマには「○○県の歴史と自然」など、行政区域を冠したものが多く見られました。ある地域に、行政的な線引きがされるのは、歴史の流れから見るとごく最近のことです。それって不自然だよね、という問題意識が見え隠れしますが、とまれ、同博物館の異色っぷりは当初から明らかにされていたわけです。久しぶりに同博物館ホームページを訪れて、トップページに
平塚市博物館へようこそ。この博物館は「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です。
とあるのを見てほっとしました。斜に構えて展示の構成がどうとか、コピーにセンスが足りないとか言っている場合じゃないですね。初心に帰るにはやっぱりココしかない。
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王様の漢方 (2002)
GREATWALL, GREAT MEDICNE 漢方道 日本/中国
コピーとのギャップが激しい!うにゃにゃ。寝起きで見た映画で不安になった。
私、今笑ってもいいのでしょうか。いや、それは不謹慎だと思うのでガマンしたいです。これはまじめな映画に違いありません。どこかで必ず泣かせが入る筈です。感動渦巻くラストがもうすぐやってくると思います。トイレもガマンしなくちゃいけません。見逃す点があっては失礼です。万里の長城の迫力ある映像に、間もなく圧倒されるときが来る気配がないけど、あるかも知れません。
日中友好○周年を記念して作られたものだと何かで読んでいたこともあり、強迫観念のように上記思考がうねりにうねって結構苦しかったー。コンビニで立ち読みしてぷぷっときた笑いを咳でごまかすアレです。
2年後にDVDで復習。私の笑いはごく自然だったことが判明。やっぱり同じ場面で同じ規模の笑いが来ました。進歩のない自分を復習する結果にもなったのでちょっと落ち込みました。ぐしゅ。
公開時のコピーも覚えておこうっと。
見る薬膳。
万里の長城で、癒されたい。
病を治すには、まずこころから。
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ZOO カザリとヨーコ (2005) 日本
織子さんがエンディングを歌うと聞きyahooで動画を購入。映画館に行ってもよかったんだけれど、目的は、久しぶりに聞ける織子さんの歌なので、万が一聞き逃してはタマランと思った。
短編5作のなかのこの作品だけを見たので、他のものとは比べられないのが残念(4月14日までの期間限定販売デシタ)。ネットで見る限り、この作品が最も評判いいみたい。
一言で言うと、最初の台詞、カットで、結末が読めるように作られた映画。
安心感はあるけれど、結末が分かっている以上、どんな手で進めていくのか脚本や演出をチェックするように見てしまう。その作業が入ってしまうため、わくわくするホラーとは言えなかった。そういう意味では、今までで一番楽しみだったホラーはオーメンでしょうなぁ。どこまで行くのか収入的にも謎が多くて。
吉行和子さんが渡してくれる「鍵」が『星の王子様』の絵本の中に入っていることになっている。この絵本のエピソードをもっとふくらませてほしかったな。カザリと入れ替わるという選択肢しか見えないヨーコの、瀬戸際っぷりを浮かび上がらせる小道具としての役割をぐいぐい強調しても面白かったかも。
織子さんの歌声には、高校時代と変わらずゾク~っとさせてもらいました。そぉっか。この路線で行くと、NHKの大河オープニングを飾ることがあるかもしれないなぁ♪その日が楽しみ(NHKがこの先もあればだけどね)。
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感染/予言 (2004) 日本
同時上映されたホラー2作。「感染」の色使いと台詞回しが舞台っぽくてそそられる。照明が気持ち悪くて正視できなかったし、死にかけるヤケド患者の横でひぃひぃ笑い続けるおばあさんの姿も恐ろしく、二度と思い出したくないと怯えたけれど、未整理の演出も多く、疑問が残る。後からじわじわくるのは「予言」のほうだった、私の場合。
「予言」の原作は「恐怖新聞」。ホラー映画では妙だけど、この映画は確かにハッピーエンド。でも、精神病棟の閉鎖病棟(保護室)での患者の姿には涙が出た。この場面やたら怖い。
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友だちのうちはどこ? (1987)
KHANE-YE DOUST KODJAST? イラン
宿題のノートを忘れた友達の家までノートを届けようとするアハマッド少年。迷いに迷って、本当に明日までに友達の家まで辿り着くことができるのか?はらはらさせられるようだけれど、友達の家までのロードムービーだと割り切って見たら、少し落ち着いて見られた。
淀川さんのコメント。で知った「そして人生は続く」も見なくては。
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王妃マルゴ (1994)
LA REINE MARGOT フランス
無修正版を見ました。イザベル・アジャーニが1955年生まれなんて信じられないー!
この映画をみて以来、マルゴと結婚したナヴァル王アンリの生涯に関心がうつり、アンリ4世として即位した頃の鎧にパリで遭遇したときは夫とふたり、感動のあまり言葉が出ませんでした。宗教戦争に知識のある方には、聖バーソロミューの虐殺の首謀者がマルゴの母、カトリーヌ・ド・メディシスとして描かれていることには納得がいかないかもしれませんね。
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ホワイト・オランダー (2002)
WHITE OLEANDER アメリカ
母と娘モノ。『母と娘の40年戦争』吉永みち子、集英社文庫、2000 が思い出された。
母親はアーティストという設定だったが、娘も同じ道をたどるだろうと言うのは予想されたし、それゆえにオープニングとエンディングの演出がリンクしている構成は納得のいくものだった。
母親は刑務所へ、娘はころころ里親を変える生活を送らざるを得ない状況に追い込まれる。状況は確かに普遍的なものではないし、映画の後味もそんなにはよくない。映画終盤にいたっても未解決の設定が多いし。でも、娘が変化する環境に過剰なまでに適応していく姿、例えば里親の好みにあった服装をしたり、里親の信仰する宗教に傾倒したりする姿は痛々しくて泣ける。
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世界中がアイ・ラヴ・ユー (1996)
EVERYONE SAYS I LOVE YOU アメリカ
パリ、ヴェネツィア、ニューヨーク、それぞれで恋が始まり終わっていく。とにかく旅情を誘われてしまうので財布のひもがゆるんでいるときには要注意。歌はチキータバナナがサイコウ。歌詞をきちんと知りたいので、対訳つきのCDがほしいのだけれど入手困難。たぶん人生のなかで最も繰り返してみた映画。
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フォー・ウェディング (1994)
FOUR WEDDINGS AND A FUNERAL アメリカ
友達の結婚式に遅刻するのは私も同じ。1週間前までは覚えているんだけれど、ご祝儀包んだり、準備もするんだけれど。お祝いする気持ちも真剣にあるのよ。だけど、12時頃の集合がイチバンきつい。妙なところに共感した映画でした。
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おかしな二人 (1968)
THE ODD COUPLE アメリカ
脚本家になりたいわけではないけれど、文章を書いたり校正したりする際に、辞書のように使う作品。このタイトルを思い出すだけで、あの妙なテーマ曲が流れ出してくるから、条件反射ってすごいと他人事のように感心してしまう。
よく知られていることだが、30年後の1998年に続編「おかしな二人2」も。30年後にも変わらずおかしい人たちを演じられるジャック・レモンとウォルター・マッソー。尊敬しています。
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モリー先生との火曜日 (1999)
TUESDAYS WITH MORRIE アメリカ
映画だと思いこんでいたがテレビドラマだったらしい。一時期大学生協の書店で原作本を大量に見かけた。みんな見ていたのかな。
忙しいときにはなぜか思い出せない。けれど、人生の様々な場面で心を潤わせてくれた大切な存在は、知らず心の支柱になっている。生き抜く糧になっている。その存在が今まさにこの世から去ろうとしている。すべてを投げ出しても会いに行きたい。そうした気持ちをシェアできる自分をいとおしいと思ってしまった(しょーもない自画自賛だと分かってはいるけど)。病気が進行し、先生がもう食べられないと分かっていても、私なら好物をおみやげに訪ねてしまうだろう。何気ない顔をして「先生調子はどうですか」なんてひきつった笑いを浮かべるんだろう。何も分かっていない顔をして。醜いなぁ私。
死を目前にしても毒をはける、モリー先生のような大人になれたら。
ちなみにモリー先生を演じたジャック・レモンはエレベーターの中で生まれたとか。訃報を聞いた朝のニュースでそれを知ってこの人は映画のように生まれて映画のように死んでいったんだなーとぼんやり思った。
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いまを生きる (1989)
DEAD POETS SOCIETY アメリカ
原題がこれほど生きる映画もないのでは。学校に行きたくないと苦しんでいた中学生の頃に公開された映画だけどそのときにこそ見たかった。
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ウェディング・シンガー (1998)
THE WEDDING SINGER アメリカ
ドリュー・バリモアはこんなにもキュートだったかいな!と初見時にびっくり。チャリエンで放つオーラはこの頃から仕込まれはじめたのかいな。見ている途中から歌って踊りたくなる。
日本でウェディングシンガーという職業自体確立していないけれど、もし当てはめるなら、披露宴のプロ司会者くらい不可欠な存在なわけでしょ。もし自分の披露宴の司会者が、披露宴の最中に「実は私、昨日新郎に逃げられて・・・」なんて泣き出したら悲惨この上ないよね。アダム・サンドラーが仕事中(ウェディングパーティ中)自らのサイアクの体験談を語り始め、キレ始めたあたりから一気にこの映画のテンションがあがっていく。物語の仕切り方が非常に分かりやすい。映画の雰囲気や構成の簡潔さもお気に入りの理由。
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ナビィの恋 (1999)
NABBIE'S LOVE 日本
年をとっても怖くない。初めてそう思えた映画。
60年前の恋人と再会してそのまま一緒に舟にのって二人で逃げちゃうおばあちゃんってどうなのよ(もちろん好意的なのですが)。
うちのおばあちゃんは、おじいちゃんが亡くなったとき、それまで握っていた私の手を振り払って怒ったように言いました。
「おらを置いてどこに行った」。
あれから13年が経ち、おばあちゃんは私のことも忘れてしまったようだ。私も愛する人、愛していた人たちのことを忘れ去る日を迎えるのかもしれない。だからこそ、ここで描かれる非現実的なようでひどく生々しい愛するという行為に憧れる。
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蝶の舌 (1999)
LA LENGUA DE LAS MARIPOSAS スペイン
音楽はアレハンドロ・アメナバール。「オープンユアアイズ」、「アザーズ」、「海を飛ぶ夢」の監督。過度に叙情的に終わらず、好感が持てたので、サントラももちろんその場で購入。
舞台は1936年スペインのガリシア地方。病弱なモンチョ少年をあたたかく学校に迎えるグレゴリオ先生との心の交流が描かれるのかと思いきや。
胸の痛い最後の場面に言及が多いようですが、私はモンチョ少年が学校に通えるようになるプロセスが気になった。友達に会いに行ったり勉強したり、ということよりも、学校に行く目的が先生に会いに行くことになっている。学校(や職場などとりあえず「行かなければならないところ」)に通う理由は人それぞれでいいんだろうなぁ、と強く感じた。
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キカ (1993)
KIKA スペイン
衣装はゴルチエによるもの、と知っていても知らなくても、この映画を見始めて落ち着かない理由のひとつは衣装の奇抜さ。前知識がなければ、きわめて普通っぽい登場人物の中にいきなり衣装のお化けに取りつかれた様な女優さんが現れるから開いた口がふさがらない。
おいおいパリコレ見たいわけじゃないんだからさーとぼやいているうちに、映画との距離感が出てくるから、キカのキャラを読むのに時間を要してしまった。
物語は、相当深刻。こんな事態がもしも自分の身に降りかかったら立ち直れるか自信ないわ。
趣旨を噛み砕くまでに服に対する既成観念の打ちこわし?やらカルチャーショックを乗り越えないといけなかったということもあり、「見る」だけでけっこうなパワーを要する。で、この映画から得た教訓は...
出会いは人生を変えるものだから、誰かとの関係を終わらせるときほど慎重になっておきたいナ
ということ。自分は自然消滅させた、と思っていても相手はそうでない場合も往々にしてあるから。
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200本のたばこ (1998)
200 CIGARETTES アメリカ
クリスマス、お花見、花火大会、イベントには「人恋しいスイッチ」がてんこもり。どうして誰かと騒いだりする時間が人生には必要なんだろう。
自宅をパーティ会場にして準備しているのに、開始時間になってもだーれも来なかったりしたら、もうそれだけですべてを投げやりにしたくなる気持ちが分かっちゃイケナイ、と思いながら、しみじみ分かっちゃう。この寂しさをシェアできるならラストではかなり泣ける。
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あの頃ペニー・レインと (2000)
ALMOST FAMOUS アメリカ
あまり、恋のにおいを感じなかったのは、この少年のライターとしての取材能力とか、プロ意識とか、そういった少年の持つ将来的な可能性を見出そうとするヤラシイ見方をしていたからかな。
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ファーゴ (1996)
FARGO アメリカ
大きなお腹の妊婦さんが、青いほど白い道をゆったりと歩いて事件を解決していく。体調も含めて、自分の目指す仕事を続けられるかどうか考えるきっかけになった作品。コーエン兄弟というのはかなり後から気がついた。
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オー・ブラザー! (2000)
O BROTHER, WHERE ART THOU? アメリカ
サントラ買いました。耳に残る音がとっても心地よい。うつうつした夏はこのサントラで夢見てました。もちろん水辺で誘惑されていた場面を思い浮かべながら。
コーエン兄弟のいいところがめいっぱい、心から味わい尽くせるかな。『オデュッセイア』にアイディアを借りた作品。知ってたら、もっと、にっこりできる場面が増えるよー。
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人生は、時々晴れ (2002)
ALL OR NOTHING イギリス/フランス
サウスロンドンの集合住宅に住むタクシー運転手演じるティモシー・スポール、とその一家、同じ集合住宅に暮らす各家庭の日常を描いたもの。
突然中庭で倒れる主人公一家の長男。この倒れ方がまた痛々しい。戦争映画で砲弾を受けて苦しむ兵士の演技よりもはるかに苦しそう。ティモシー・スポールの表情もこれまた、救いようのないようすで。息子を事故で失った「息子の部屋」のナンニ・モレッティの苦しみよりもふかそう。比べるものでもないですが。
晴れることがあるからといって、みんなが明るい気持ちになれるわけではない。お天気は誰にでも平等。お金持ちの人は雨が降ったら車に乗って移動するだけのこと。そうでない人のなかには、冷たい雨にずぶ濡れになりつつ肺炎を併発しそうになり空腹のまま帰宅する人もあるだけのこと。
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ウェルカム トゥ コリンウッド (2002)
WELCOME TO COLLINWOOD アメリカ
全編うさんくさーい。でも会社のかつての先輩に、こういう怪しい儲け話がダイスキで、大きな瞳をキラキラさせてのってくる男の人がいた。借金をかかえてそうで、遊び好きで、不健康で、仕事もやる気ないし。ね?もーダメじゃんこのひとぉって思いたくなるんだけれど、その瞳のキラーンがよかったのか、社内でもかなりの愛されキャラで、私も怪しいなぁコイツ、と失笑しながらも、その人のことを嫌いにはなれなかった。むしろ、次はどんな「オイタ」をしでかすのかしらん、なんて楽しみにしていたくらい。人間臭いからこそ、目が離せない人っている。この映画もその類の人の集まりなのだろうなぁ。だって憎めないもん。こういう愚かさって。
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浮き雲 (1996) KAUAS PILVET KARKAAVAT フィンランド
夫婦ほぼ同時に失業しちゃうんだよね、結構ローンあるのにさ、どーすんのよ。
奥さんイロナ役は、カウリスマキ監督作品常連さん、カティ・オウティネン。この人の無表情ながら情熱的な演技はどこから出てくるのでしょう。
とにもかくにも、この映画はイロナが解雇されたレストランの仲間達を率いて、以前雇われていたレストランと同じような(旧態依然とした)レストランを再開していくことに力を注ぐことで、急速に動き出していく。
レストランが舞台なのに、ちっとも出てくる料理がおいしそうに見えないし、レストランという業種にこだわりながらも飲食業への愛着があんまり感じられないし、理不尽な事だらけなのだ、まともに考えると。
でも、それこそが、この映画が、輝くばかりの鈍い現実の光を帯びている力の源であるように思う。アツイ思いで経営されているレストランばっかりなわけないじゃん。生活のために開いているところがあって当たり前じゃん。
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テス (1979)
TESS フランス/イギリス
イギリスだと思っていた場所はパリ郊外で撮影されたとか、話題を選ぶ際、本質的なものではなく、横道にそれていかないと、自分がどんどん辛くなってしまう...物語そのものに忠実に、感じたこと考えたことを、無理につかまえようとしないことも、生きていくうえでは大切なワザなのだと思い知らされた。
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ベンゴ (2000)
VENGO スペイン/フランス
ファミリーの闘いが音楽で綴られた、まるでトマティートの長~いPV見てるかのような映画。ストーリー自体が生臭く、時を越えてぐつぐつ煮えたぎり続け濃縮した憎しみにあふれている。殺したり殺されたり。
肉親を失ったときも、日本人と言う血をひいていること、自分の両親の血を受け継いでいることなど、私は意識したこともなかった。強く強く刻み込まれた血の記憶、それが私にはないのか、眠っているだけなのか。
荒々しいギターの音色はまるで、トウガラシそのものをお風呂上りの肌に塗りたくられているような痛みを植えつけるよう。それでいて、とってもデリケートな男心を覗いてしまった、そんな罪悪感さえ塗りつけて置きざりにされたよう。それはきっと心に巣食う暗い暗い孤独の記憶を刺激するから。
肉親間の確執はイヤ。
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僕のスウィング (2002)
SWING フランス
ひと夏の恋が始まり終わったのかと思いきや。スウィングにありったけの思いをこめて日記を渡したマックス少年。彼の乗った車が見えなくなるや否や、日記を開くこともなく路地に投げ捨てて、自分の自由な生活にあっさり戻っていくスィング。
女ってここまで潔くなくちゃね。
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歓楽通り (2002)
RUE DES PLAISIRS フランス
ポスター、いえ、小道具ひとつで戦前のパリに飛び立てそうな期待を持たせてくれる映画なんてそうそうない。
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恋人のいる時間 (1964)
UNE FEMME MARIEE
二人の時間が熟成していったらどうなるの。別れも実りの形なんだねぇ。
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はなればなれに (1964)
BANDE A PART フランス
この映画の音たちがとにもかくにもいとおしい!物語の突拍子もない展開も。
こんな風に日常が流れていくのならどんなにステキだろう。
ベタな希望を、未来に抱かせてくれたー。
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ラ・ジュテ (1962)
LA JETEE フランス
29分の映画なので、睡眠剤代わりにしている方も多いようです。
飛行場の場面と、博物館の展示室を天井近くから流している映像と。
その二点だけで人類博物館をひとつ見て歩いたような満足感にひたれる。
余計な言葉はイラナイ!
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モンスーン・ウェディング (2001)
MONSOON WEDDING インド/アメリカ/フランス/イタリア
深刻なエピソードがちりばめられているのだけれど、私にとってのこの映画の主役は、宴でダンスを披露するはずだったちょっと小太り、料理ダイスキのオトコノコ。彼が踊りに集中すると父親は猛反対する。逆に踊りを拒否すると姉?に批難されてしまう。もういいやい、踊るもんか。パーティの始まるあたりでは彼の表情は頑な。でもそれがラスト間際になると、もう、もう、とにかくステキ。
様々なサブストーリーが同時展開されていて、メイドとしがないウェディングプランナー(ディレクター?)とのベタな恋も色鮮やかで、目がうるおいました。
実は大雨の日に見に行きました。台風の前日だったかな。渋谷をぐっしょり濡れて歩いてやっと映画館に辿り着いた頃にはもう見る気力すらなかったのだけれど、そして、疲れのあまり、20分ほどねむったけれど、それでもラストに向けてのクレッシェンドな演出はお見事でした。目にも耳にも心地よい。
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スコルピオンの恋まじない (2001)
THE CURSE OF THE JADE SCORPION アメリカ
怪しげな術をかけられたウディ・アレンの首の傾げ方、サイコウ!演技なのかこれ!
この呪文のおかげで「コンスタンチノープル」、イスタンブール行ってみたくなっちゃったじゃないのさ~。
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ハッピー・フライト (2003)
VIEW FROM THE TOP アメリカ
キャナルシティで見たせいか、どうにも落ち着かない(映画を見た次の予定を考えてしまう)のよね。大体ヒロインの名前がドナというのもいただけない。ビバヒル世代に入る私にはドナちゃんと言えば、セクシーでセレブで不器用なのが共感を誘うキャラ、ということで刷り込まれているからなぁ。ネーミング怖い。
カリスマ・スチュワーデスの言葉に刺激され、地元の小さな航空会社に応募、そして国際線のFAとしてステップアップしていく、という物語で、がんばれば、夢見ればきっと叶う!というようなテーマとしてはキューティブロンドにかぶるところばかりなのだけど、実際は女の足の引っ張り合いの醜さを最後の最後まで見せ付けられる。女子高育ちの私には、映画で出てくるように、試験終了後答案をすりかえられることなんてよくあったケド、それを見越して学年1位を保持する余裕がないとね、続かないですよ、優等生なんてね。
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001)
THE ROYAL TENENBAUMS アメリカ
詳細にこだわっている割に(オープニングの完成度はそれなり)、全体を貫く軸が時々ゆれるのが気になって、最後まで笑えなかった。
博物館の休憩イスの下で、こっそり眠りにつく子ども達の夢は鮮やかだろうなぁ。最近の博物館では夜間開館も盛んだし、夜の動物園ツアーや水族館宿泊体験もあるじゃない?でもそんな「用意された」お泊りでは獲得できない資料との対話が、休憩イス下の夢にはあるだろうなぁと思わされました。
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アバウト・シュミット (2002)
ABOUT SCHMIDT アメリカ
定年退職の日を迎え、妻ヘレンとトレーラーハウスで旅行の日々を送るはずだったシュミット。ヘレンの急死で動き出した歯車とは。
ジャック・ニコルソンが物語終盤に訪れた博物館は、開拓史を語るものでした。未来は切り拓くもの。そう信じられてきたけれど、果たしてそうなのでしょうか。未来には、常に振り返りのまなざしがあるとしか思えない私は、悲観的に過ぎるでしょうか。
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ストレイト・ストーリー (1999)
THE STRAIGHT STORY アメリカ
長らく仲たがいしていた兄に会うために、たったひとりで時速8kmのトラクターに乗って旅に出ることを決意する73歳の老人のロードムービー。
主演のリチャード・ファーンズワースは、末期ガンを苦に2000年拳銃自殺を図り、本作が遺作となった。
台詞のひとつひとつに奥行きがあり、かみしめるだけでもしばしの時が必要。それぞれの言葉が、まるで遠い空でまたたく星々からのメッセージであるような錯覚すら覚える。幼い頃、年上の人の言う事が絶対だった恐怖に近い畏怖の念がよみがえる。よい意味で、自分は性善説に基づいて生まれてきたと思える映画。
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カッコーの巣の上で (1975)
ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST アメリカ
設定も演出の意図も全く異なるけれど、「フィッシャーキング」で駅構内で突然人々が踊りだす場面がある。本作でも、オレゴン州立精神病院内で入院患者たちが手に手をとりあって踊りあう場面があり、私の中ではどうしてもその二つが接続してしまう。カッチャンと音をたてて。
M・フォアマンがチェコから亡命後、数々の困難を乗り越え、K・キージーの小説を映画化したもの。
精神病棟を通して体制批判を露骨に展開した映画、という評価もされる。でも初見の際は、病的な性癖を持たない人であっても、自らの意思で精神病棟に入り、管理された人生を送ることで安堵感を覚えたい傾向があるということが体制によるものではなく、人間の依存本能(そんな言葉あるのかな、でもよりそいたい願望と言ったらしっくりくるかな?)によるものなのでは?という問いかけをされているような気がしてならなかった。構造的な問題ではなく、人間という生き物の社会性として、そんな性質があるのでは?とね。
最後の場面の無表情なニコルソン。こんな顔したときもあったかなぁと去年の無表情無感動だった自分を否が応でも思い出してしまう、その意味で物理的にもとげのある映画。
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過去のない男 (2002)
MIES VAILLA MENNEISYYTTA L' HOMME SANS PASSE フィンランド/ドイツ/フランス
アキ・カウリスマキの作品の中で、私にとっては、最もヘルシンキの風を感じられた満足感でにっこりできた映画。
独特のリズム感で、ぐいぐい、非現実的な無表情の世界にひきこまれてしまうこの快感を例えると...安っぽいさびれた地方のゲームセンターでホラー系の遊びをした時に「あっ、けっこう怖いかもこれ。」と驚かされたような。単純な意外性により誘発されたよろこび、ともいいがたい、この満足感の高さは新鮮。
生きることの意味や、人間関係の問い直しだとか、メディアで宣伝されていたような視点は私は持てなかったな。
この映画のイメージをひきずってヘルシンキに行く人はあんまりいないのではないかと思うけど、あえてその一人になってみたい、時間のある私。幸せなんでしょうねぇ。
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サイダーハウス・ルール (1999)
THE CIDER HOUSE RULES アメリカ
ひょんなことがきっかけで、単純に外の世界に飛び出したいと思ってしまう。自分の心と体のタイミングが合えば案外簡単に出られる枠組み。でも殻を破る瞬間がこなければ、その人生はその場所で完結することもあり得る。この映画を見た後、とにかくどこでもいいから、自分が多少なりとも知識を持っているエリアの外に出なくちゃいけないという強迫観念にかられた。けれど結局、そのエリアの境界がどこか分からずに、私は今も日本に、それなりの都市に住み続けて、29年信じてきた比較的まっすぐな道を歩いている。出会いはあったと思う、でも多少の知恵は得られただろうか、私は私の目を開くことが出来たのだろうか、出来るのだろうか。生きることへの問い直しを、妙に迫られた映画だった。物語の構成が継ぎ目なく整っているので、それほどの破綻はなく、安心して見られた。
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女はみんな生きている(2001)
CHAOS フランス
監督はコリーヌ・セロー。DVDで見たところ一度見たら忘れない標榜。女優さんたちより存在感ある監督。さすがの迫力。この映画の登場人物はいつもどこかで走ったり早口でしゃべりまくったりしている。見終わった後には張り詰めていた息がふにゃふにゃとどこからかもれてくるから、映画に対する体の反応って割と素直なのネ☆とうれしくなったりして。
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スパニッシュ・アパートメント (2002)
L' AUBERGE ESPAGNOLE フランス/スペイン
これもいい加減ながらフランス語、スペイン語、英語が混ざり合っているので、聞き取りには重宝する映画。実際に異なる国籍の学生同士で暮らしたらひとつの会話がひとつの言語で終わることはなく、文法的にはどうかなと思いつつ、こうなるだろうなぁというところに、生々しさを感じた。
お金もあり、留学してもいいんじゃない、という余裕のあるエリート階層の学生が軸になっているので、学生ならではのふわふわとした現実感の欠如はよく描けていたものの、実在の貧乏学生はこうは行かないよ、というライフスタイルが中心。
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ウェルカム!ヘヴン (2001)
SIN NOTICIAS DE DIOS スペイン/フランス/イタリア
天国:モノクロ世界 公用語はフランス語。
地獄:カラー世界 公用語は英語。
現世:公用語はスペイン語ほか。
語学でうめいている私にはこの設定はかなり勉強になりました。いろいろと未解決の要素をばらまいて終わってしまう映画なので、女優さんたちの魅力と、台詞のききとりに集中して、渋谷をあとにしました。
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息子の部屋 (2001)
LA STANZA DEL FIGLIO イタリア
身近な存在を失ってしまった癒しがたい苦しみ。息子を事故で失ってしまった精神科医とその一家の心の離散と絆の呼び戻し合いをイタリアの優しくも強い綴る。息子とのジョギングを断って往診に出かけた父、そのため友達とダイビングに出かけて二度と帰ることのなかった息子。父は息子との最後の会話を何度も回想する。回想はいつしか願望に変わっていく。「今日の往診はできません。・・・さぁ、走りに行こうか」。そう言えたらよかったのに。願望はさらに進んでいく。父と息子が緑鮮やかな並木道を並んでジョギングする場面。実在などしないのに。繰り返し見ていくといつしかそれが思い出であったかのような錯覚を受けるから不思議。忘れたいことは忘れる、とどめたいものは捏造してでもとどめておく、それが人間の脳というか、ショックに対する防衛反応なのかな。
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ライブ・フレッシュ (1997)
CARNE TREMULA スペイン/フランス
因縁で絡まりあった5人の男女が、時と場所を越えて再び出会うこととなり、それぞれが知らぬ間に(意図的な人もいるんだけど)お互いへの復讐を果たしてしまう物語。障害者となっても、卑屈にならないダビド。心は静かにひずんでいくんだなぁ。ほんの少しタイミングをずらして会えていたら違う関係で結ばれていただろうに。生きていくって不可思議ー。
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フィッシャー・キング (1991)
THE FISHER KING アメリカ
生活に希望を持てなくなって「自分は社会の底辺にいるんだ」なんて甘っちょろい気分にひたりそうなとき、戒めに見ている映画。ほのぼのとした恋愛劇や、見事なダンスシーンなど高い評価を受けている場面も好きなんだけれど、ひたすらNYの底へ落ちていく前半、ホームレス同士の人間関係の描き方が妙にリアリティくっきりで印象に残る。
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イフ・オンリー (1998)
IF ONLY イギリス/スペイン
6年ごしの恋人を裏切り、新しい恋にすべてを捧げるはずだったけれど、新しい彼女との前途は多難...もう一度元カノとやり直せたら。あの時あんなことさえしなければ、言わなければ、タイミングさえよければ。失った恋を取り戻そうとする物語が共感を呼ぶのは、人生そう都合よくはいかないことをみんなが知っているから。でもこの映画では、現実にはアリエナイ、と思われるような愛の復活が描かれる。その意味では、とても希望を持たせてくれる映画。もしかしたら、願いはかなうかもしれない。一縷の望みを託して行動することにも、それなりの意味はあるんだろうな。多分、人生を区切って行くことの方が大事だという場合も多いだろうけれど。
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スカートの翼ひろげて (1998)
THE LAND GIRLS イギリス
舞台は第二次世界大戦中の農場。偶然共同生活を送りながら農場で働くことになった3人の女性たちの半生を描く。出演者の一人、レイチェル・ヴァイスのこの後の仕事にはご存知の通り、 「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」などいかにもハリウッドといった作品が並ぶが、この「スカートの翼ひろげて」の演技がイチバンみずみずしくて好き。
爽やかそうなタイトルだけれど、実際はそうでもないよ。狭いところに年頃の男女が一緒にいたらこんなねじれた関係になだれこみそーだな、と予想ついてしまう。戦争を乗り越えてたくましく生きるという姿よりも、男を惹きつけるために女はどんな工夫をこらしているのかということに個人的焦点が当たってしまいました。
遠く吹き込んでくる農場の風に髪をなびかせ、柵に3人が並んで腰掛けている場面が、イチバン輝いていました。
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ツイスター (1996)
TWISTER アメリカ
竜巻は恐ろしい。分かってます。でも牛が巻き込まれる映像にぶぶっときてしまう。一瞬の映像に劇中の人間関係や観客の心理状態までも投影させられる技アリ!な映画。監督ヤン・デ・ボンは、ダイナミックな撮影技術でならした凄腕。「レッド・オクトーバーを追え!」などなど撮影のお仕事歴を見ると、鑑賞中のスピード感がよみがえる。ラジー賞受賞「嵐の中で輝いて」の仕事もしていたことに驚き。スイス国境に駆け込むラストはそれなりに息をのんだよー?
学生時代の夏休み。福井で発掘のアルバイトをしていたときに、職場のおねえさまが連れて行ってくれた映画「ツイスター」。やっぱり牛がくるくる空に舞い上がっていく画像が流れる...
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グッド・ガール (2002)
THE GOOD GIRL アメリカ/オランダ/ドイツ
スーパーでレジ打ちをしている30歳の主婦をジェニファー・アニストンが地味ぃに演じるけれど、彼女のラブの行方と犯した過ち?の数々がうまい具合にまとまっていく展開にひきつけられる映画。子どもができることがこんな形で歓迎されてしまって、いいのかなこれで。
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セントラル・ステーション (1998)
CENTRAL DO BRASIL
光の表現が美しい+せりふ流れがステキ。外国をバスで旅することの多いワタシにはぐっとくるドラマ。なりゆきで行動をともにすることになった子どもと老の域に差しかかった女性とのロードムービー。主人公のドーラが代書業を営んでいるという設定からも南米の匂いがする。
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おばあちゃんの家 (2002)
THE WAY HOME 韓国
おばあちゃんの靴に平気でおしっこをかけるサンウ少年。
わーん。こんな孫ほしくないよ。
都会で働く母親が仕事を探すため、田舎の祖母の家に預けられた少年と祖母の交流を描いた物語。甥っ子は目にいれても痛くない、という先輩や友達がいて、自分の子どもでもないのになんでやねん!と腹を立てるほど共感できなかったワタシですが、この映画のおばあちゃんの気持ちもシェアできない。アンチエイジングの恐怖はないけれど、「おばあちゃん」にはなりたくない。まだ精神的に子孫をもうける段階に至ってはいない自分をこの映画を見るたび自覚します。
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スペイン語のクラスに行ってもらってくるフライヤーがたまってきました。お気に入りはモーターサイクルダイアリーズとバッド・エデュケーションのデザイン。後者は中国映画とみまごうかのような、黒と赤の使いっぷりがお見事。
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月のひつじ (2000)
THE DISH オーストラリア
私の知るほぼ唯一のオーストラリア映画。アポロ11号が人類初の月面着陸を果たした模様を生中継した片田舎の奮闘を描いた、これも実話系の映画。前半が人間関係の描写なのでぐっすり眠ってしまった。大風にあおられてアンテナが危うくなり、登場人物たちが力を合わせるあたりから緊張感が高まり、最後はとうとう大泣きしてしまった。チームプレーが何より苦手なので、「みんなの心がひとつになれば何でもかなう」といったテーマは大嫌いなのだけれど、押し付けがましさがないんですなー、エピソードのひとつひとつに。
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スウィート ヒアアフター (1997)
THE SWEET HEREAFTER カナダ
うねうねと続く山道を静かに走るスクールバス。このバスは子ども達の毎日を運ぶモノに過ぎなかったはずなのに。ある日バスは湖へと転落、22人の子ども達の命を奪ってしまう。子供を失った親の、癒しがたい悲しみと苦しみを描いた作品。事故証言を集める弁護士の目と耳を通じて、一族郎党みな知り合いのような、小さなコミュニティで展開される駆け引きのドラマだった。現実が重たくて重たくてもう歩けない、と感じる時、この映画を思い出すようにしている。不変に思える「事実」は、時間の経過とともに変わりいくものなのだろうと思えるから。
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ドニー・ダーコ (2001)
DONNIE DARKO アメリカ
この映画に色をつけるとしたら、銀色。物語の核になっているウサギの印象が強いせいか。雑誌などで前知識をつけすぎたせいかなぁ。残業のあとへたれた体にむちうって映画館で見るよりは、DVDでだらっと見たかったな。
死に関して考えをめぐらせることについては、生きることの問い直しだと思うのでワタシはネガティブに捉えてはいない。身近な人たちの、自然死、病死、自殺、事故死に接した10代、ワタシの心にもこんなウサギがいたような。映画の完成度はイマイチだった。いろんな小道具がちらばったまま一気に幕を下ろしてしまった印象。
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ホワット・ライズ・ビニース (2000)
WHAT LIES BENEATH アメリカ
展開がどうとか、設定がどうとかぐちゃぐちゃ言わないでおきましょう。ハリソン・フォードが妙にムキムキなのもほほえましいでしょう。何が怖かったかと言えば、音、音。効果音でドキドキさせるのはヤメテー!ヒー!
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フォーン・ブース (2002)
PHONE BOOTH アメリカ
電話ボックスに閉じ込められる物語。というと違うなぁ。公衆電話が鳴っている場面に出くわしたことがありますか?実はワタシはあるのです、もう10年くらい前に。その時のギョっとした空気がどんどん濃縮されて80分も続くような。「電話を切れば、殺される」。コピーそのままに、物語のほとんどが電話ボックスで展開されるすごい映画。映画館で見たかったなぁ。
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シェフと素顔と、おいしい時間 (2002)
DECALAGE HORAIRE (JET LAG) フランス
気持ちの切り替えと映像があまりにもぴったり合っていたので音楽が流れていたかどうか分からなくなるくらい。CDGで迷ったことのある私には何度でも見なくちゃと反省させられる映画。
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ニコラ (1998)
LA CLASSE DE NEIGE フランス
原題を直訳すると「雪の授業」、冬のスキー合宿のようなもの。妄想癖があり悲観的な少年。想像と現実の区別がつかなくなっていく...というありがちな展開かと思ったらちょっと違った。どんよりと陰気な冬の森に紛れ込んだような気持ちで見ていたら、エンディング近くにいきなりドラマの歯車が回転し始めたよう。映画を見るときのスピード感覚が鍛えられた。はじまりがゆるいからといって甘く見てはいけない。
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マーサの幸せレシピ (2001)
BELLA MARTHA ドイツ
音楽がこんなにも料理(を作っている場面、食べている場面)をひきたててくれるものなのか!目からうろこの作品。感情を表に出さず仕事をスマートにこなしていくマーサの心をほぐしてくれるのは陽気なイタリア人シェフ。このシェフもドイツ人のマーサもかなり薄着なのが気になる厚着の私。
ディナーラッシュ (2001)
DINNER RUSH アメリカ
映画に登場するレストランは、監督がNYに所有する実在のレストラン「ジジーノ」。確かに、厨房内の歯切れよい映像の評価は高いし、創作料理の絵画性(芸術性?)もお見事、キャラクターのアクも強い。でも仕事をさぼってウェイトレスとシェフが燃え上がる路上セックスがイチバンの見どころだったような。何かをむさぼっているヒトの姿っていとおしいのよね。
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フラミンゴの季節 (1996)
SIN QUERER ドイツ/スイス/アルゼンチン
以前、動物園でフラミンゴは本当に空を飛ぶのかと連れ合いに聞かれた。「フラミンゴの季節」と言う映画があるから大丈夫だよ、渡り鳥だよ、フラミンゴ。そう答えたけれど、水辺に群棲すること、泥で円錐形の巣を作ること、南アメリカ・インド・アフリカなどに分布することくらいしか、そのときは分からなかった。
95分の映画だけれど、その倍は見ているんじゃないかなーと思わせられた映画。小さな町で恨みや嫉みが静かに積み重なっていく様子はものすごく生臭い。でも映像美がそれを中和させてくれるので、見た直後の感想は思っていたよりもさわやかな言葉で飾られてしまう。
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僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ (1990)
HITLERJUNGE SALOMON EUROPA EUROPA フランス/ドイツ
第二次大戦をドイツ、ポーランド、ソ連で生き延びたユダヤ人少年の物語。ソロモン・ペレルの実体験が映画化されたもの。ユダヤ人でありながら生き延びるためにドイツ人になりすました少年の行動や言葉のとりつくろい方は、不謹慎だと自制しつつ笑いがこぼれてしまう。こんなに幸運の偶然が重なることってあるのかな。でも実話だもんなぁ。冒頭の、自宅が襲われる場面でいきなりソロモン少年がバスルームからモザイクつきで出てきたので何の映画かとびっくりしたことも遠い思い出になるほど、繰り返し見た映画。
戦場のピアニスト (2002)
THE PIANIST フランス/ドイツ/ポーランド/イギリス
戦争にまつわる映画では、メインキャラクターと親しかったヒトが亡くなる場面で、ぐっと涙がこみ上げるのですが、この映画では、安堵感(主人公が生き延びる可能性が高まったような気がする)すら覚えるから怖い。我慢ガマンの繰り返しで時が流れていくこの映画の強運の描き方は、上記の「ヨーロッパヨーロッパ」と比べると少し弱め。
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モンスターズ・インク (2001)
MONSTERS, INC. アメリカ
物語終了後、エンディングロールで立ち上がってしまうヒトも多いけど、最後まで見ても損することはないぞ。といいたいときに引用する映画。各キャラクターのNGシーンが笑えました。アニメなんだから役者のようなNGシーンなんぞあるわけもないのは分かっているのに、ついニヤニヤさせられてしまって悔しいくらい。
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ビッグ (1988)
BIG アメリカ
脚本は「カラー・オブ・ハート」などのゲイリー・ロス。シービスケットの監督として有名だけど、そのときのアカデミー賞は監督賞ではなく、脚色でノミネートされていることもあって、心ぽかぽか物語の仕掛け人の印象が強い。
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カラー・オブ・ハート (1998)
PLEASANTVILLE アメリカ
脚本が分かりやすくて多少飛ばしながらでも見られた。でもせりふのひとつひとつが何だか古めかしい教訓のようで、見逃すには惜しいかも。とにかく小道具とくるくる変わるリーズの表情がかわいい。
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キューティ・ブロンド (2001)
LEGALLY BLONDE アメリカ
キューティ・ブロンド/ハッピーMAX (2003)
LEGALLY BLONDE 2: RED, WHITE & BLONDE アメリカ
1作目のエンディングは自分の披露宴でも使ったくらい。ワタシには明るい未来があるぞー♪という気分の盛り上がる曲でした。期待してしまったのだけれど2作目は、リーズ・ウィザースプーンの髪型しか見ていなかった気がするワタシ。
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パンチドランク・ラブ (2002)
PUNCH-DRUNK LOVE アメリカ
思ったより短編っぽい印象の強い映画。マイレージを貯めるために、クーポンの付いたプリンを買いあさるエピソードは実話だとか。そのマイレージキャンペーンをはる会社と電話で交渉する場面が真剣で笑える。恋している本人はいたって真剣なのだけれど、傍目からはおかしくてたまらない、という行動がてんこ盛り。
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夏休みのレモネード (2002)
STOLEN SUMMER アメリカ
異なる宗教に属する子どもたちの交流を描いた映画、というよりは、家族のきずなが強調された演出になっているような気がします。
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ナショナルトレジャー (2004)
NATIONAL TREASURE アメリカ
テンポがゆるくて最後まで見られなかったっす。
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 (2004)
BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON アメリカ
そんなにきれそうでもなかったよ。
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リロ&スティッチ (2002)
LILO & STITCH アメリカ
“愛を知らない”エイリアンと、“愛を失った”女の子。
ふたりが出会って、きっと明日はいいことがある・・・。
というのがコピーでしたがハワイにはいいことあったかな。関連ビジネスもりもりでてきそう。
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エステサロン/ヴィーナス・ビューティ (1999)
VENUS BEAUTE (INSTITUT) フランス
サロンのドアが開いたり閉じたりするたびに鳴るポロロロ~ンという音がかわいくてついメインストーリーを忘れてしまう。色と音にこだわっている割に、せりふのセンスはイマイチぱっとしないかなぁ。
この映画の印象的な場面のひとつは、主人公がカフェでいきなり話しかけられ「愛している」と全く知らない男性から告白されるところ。でもそれよりも揺さぶられるような衝撃を受けたのは、「いつまでも待っている」というニュアンスを漂わせていた元カレに「一緒に住みたいわ」という話を持ちかけたところ「あれは冗談だったよ、本気にしたのならゴメン」とあっさり流される物語終盤のエピソード。気を持たせるほど残酷なことってないよね!
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エヴァとステファンとすてきな家族 (2000)
TILLSAMMANS TOGETHER スウェーデン/デンマーク/イタリア
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リンク: Yahoo!ニュース - 共同通信 - 論文だけで博士、駄目 大学院重視で一致、中教審部会.
論文だけで博士、駄目 大学院重視で一致、中教審部会
えええええ。それじゃ論文博士目指してる人はどうするの?!もっかい入試受けて、入学金払って授業料も納めて、単位もとって、論文も書くのかいな。そっかぁ。文系のあたしゃとりあえずびっくりしたっすよ。
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Musee d'art et d'historire du JUDAISME
71, rue du Temple 75003 Paris
ある博物館の閾を読んで以来、自分の目で必ず訪れなければと思った。
ここはフランスにおける、中世から20世紀のユダヤ人コミュニティの歴史に関する美術博物館。フランスと言っても、ヨーロッパ、北アフリカなど比較的広範囲にわたって展示が展開され、豊富な資料に圧倒される。ドレフュス事件以降は、展示室のデザイン、解説パネル、展示資料点数が激減、それまでの歴史展示室とは一線を画す。シャガール、モディリアーニ、ザッキンの作品に目が吸い寄せられる。しかし、歴史系から美術館的な性格の強い一画へ移動するために昇り降りする階段は緊張感が漂う。それはこの階段から見える壁にこめられた、押し殺された感情の強さゆえか。数々の目、作家や画家たちなどの居住地と名前の書かれたプレート。フランス語の分からない(展示内容の詳細を理解できていない)私のような来館者だからこそ伝わってくる「居心地の悪さ」がそこにはある。
場所が少し分かりにくい(サインを見つけにくい)のでホームページで確認してから訪れたい。博物館自体はHôtel de Saint-Aignanを利用したものなので建築マップなどでは簡単に探せる。なぜか博物館、美術館のガイドでは採り上げられることが少ないように思う。
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自宅から見える福岡ドームがヤフードームになってしばらく経ちました。今日も「福岡ドーム・・・」と言いかけて間を置いてしまう民放アナを見かけ、まだなじまないよなーと実感。福岡で野球好きなヒトにまだ会ったことがないので、個人的にはなおさらなんです。地下鉄唐人町駅で応援帰りのみなさんに遭遇することはあるんだけれど。。。こんなとき、唐人町から比較的近い市博物館とか、市の施設って応援企画ないのカナ。と思ったりしていたら、さすが大阪にはありました。その名も『ファンと歩んだ70年 阪神タイガース展』(大阪歴史博物館)。
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パリ最後の1日は日曜日。ごみだらけの街は、朝から掃除のおにーさんでいっぱい。もちろん百貨店やカフェもお休みで、静かなときが流れていました。私達が歩いていたのはなぜかオペラ座周辺。当然ひとけもなく、カフェもお休み。歩きつかれたけれど、ヨハネ・パウロ2世逝去の報を受け、教会周辺だけが山のような人だかり。
そこに50代おじさま以上は立ち入り禁止か?!と言わんばかり、でもシックな人だかりショップを発見!ふらふらと近づいていくとそれはあぁ。1862年創業、サロンドテの老舗LADUREE本店。シャンゼリゼの華やかな店舗の人気が高いようですが、本店ではあまりこのやさしいペールグリーンを意識することなく、にっこり巨大マカロン購入。
この大きさいかがですか!比べるモノがないけど...日本のマカロンよりも、さくっとした食感と、もっちりねっとりしたジャムのふんわりした甘さに、食の官能体験初体験でございました。
帰国して1週間。下記ページに刺激され私達もマカロン食べ比べ決行。
4,5年前、フランスのお土産でもらったラデュレのマカロン。見た目がとても鮮やかで、スベスベとしたまるで宝石を思わせる見事な作り。
福岡在住なので身近なところから。申し訳ないと思うけれど、まずはマカロン2個買いに対するお店の反応からチェック。
岩田屋地下 ジャン・ポール・エヴァン カウンター外からもにっこり
スイス洋菓子 モンブラン いかにも洋菓子屋さんのお姉さんがにっこり
新天町 パティスリーフレ 「他店さまではばら売りしているようですが、マカロンの食感を大事にさせて頂くためにも、形が崩れやすいマカロンは、1個単位での販売はしておりません。お引き出物でしたら例えば123個などといった対応はできます」
なるほどなるほど。肝心の食感は、モンブランがイチバン、さくさくしていたかなぁ。フランボワーズの味がしっかり感じられたし、フルーツらしい香りも高かったような。ジャン・ポール・エヴァンのマカロンは、キャラメル風味のものを選んだためか、心なしか外表面部分からもちもち。他のマカロンに比して、噛みごたえがとってもありました。
なんにせよ、恐らく香港で感染した風邪のため、舌の上に広がったであろう、優しい甘味の波の音までは感じられず、本日の食べ比べはここで断念。
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Palais de Chaillot 17,place du Trocadero 75116 Paris
人類博物館と同じくパリ、シャイヨー宮にある国立海洋博物館。常設展についての概要はこちらに詳しい。個人的な印象は、スペインのマドリードやバルセロナの海洋博物館の方がパワーがみなぎっていた。海事で発展した国ではないということか。
特別展は没後100年を迎えるジュール・ヴェルヌに関する「Jules Verne writing the sea」展。潜水服やネモ船長の個室などの再現もあり、子どもが目を輝かせている姿を予想していたが、来館者には高齢者が多く見られた。ちなみに命日は1905年3月25日。でもやっぱり夏と言えば海、海と言えば・・・なのか?夏にかけてイベントが多く開かれる。
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パリはav.du President Wilsonにたっていた市で。モード&コスチューム博物館とパレ・ド・トーキョーの間にあったのね。ギメ(公式のホームページはこちら)から軍事博物館へ行く途中でお腹がすいたのでつい覗いてみました。ひらべったいクイニー・アマンを飲み物ナシで食べながら歩けちゃいました。けっこう暑かったなー。 クイニー・アマン、やっぱりこんなふうに丸いと思うんだけど四角いクレープのような形状と、ラザニアのような薄さと。あぁ一口ほおばる前に記録しておくんでした。
もぐもぐ歩いていたら
オリーブと豆がこんなに。
.
今回、キッチンのあるところに滞在したわけではないので(レストランに行かない理由は全くないのですが行きませんでした。いーの。そんなパリもありだわ)、さすがにカキは買えなかった。
お腹がすいているからそう見えたのかもしれないけど、何種類ものカキがあるように見えたけど。実は同じ種類でサイズが違うのかな。
味の違いを想像するだけで、もう幸せいっぱいでござる。
カキには形が丸いものと長細いものがあり、丸いものがもともとのヨーロッパ固有種。しかし、1960年代に牡蛎の病気が流行り、フランスではほぼ絶滅。現在ではブルターニュのブロン村周辺でのみ生産されていないため、この牡蛎をブロンと呼ぶ。普通の牡蛎の数倍の値段で販売される。現在の「普通の牡蠣」は、日本の宮城県から種牡蛎を輸入して増殖させたもの。元々は日本の牡蛎。ポルトガル産の牡蛎と種類が近く、フランスでは区別せずポル テュゲーズと呼ぶことが多い。
むむ。この市を抜けて、セーヌをわたる辺り、なんだかダイアナの事故現場によく似ているなぁと思ったら本当にそうでした。パリは、私にはまだ死の匂いのする街。
でもやっぱりスペインに引き続き、夕食もチャンピオンで食材購入。 このあと、歩きつかれたこともあり、バスに乗ってホテルハイビスカスへ。4月2日、この日パリは午後10時を回っても明るかったようですが、9時には眠っていたのでなんともはや、むにゃむにゃ。
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Musee de l'Homme
パリ、シャイヨー宮にあります。エッフェル塔を眺めながらフランヴォワーズのアイスクリームをぺろぺろした後に入りました。予習しなさ過ぎでした。反省。右画像のようなフレッシュな展示が多く、胃腸に刺激はしる。
人間という形から切り離すと、髪の毛も「生物の毛」のひとつ。ネコの毛とか鳩の羽と同じなんかいな。京都で毛綱を見たときに感じた、「髪には信仰心が宿る?」といった疑問が打ち砕かれました。ちなみに、毛綱は東本願寺の御影堂と本堂阿弥陀堂への渡り廊下に展示されているもの。巨大な材木をひくため、全国から女性門徒が寄進した毛髪でよりあげられた太い綱。しつこいけど、渡り廊下に展示してあるので、早朝の光の中で輝く毛綱の色合いってとっても生き物ちっくで生々しい。よくもわるくも、なにがしかこみあがってくるものが。
館内の内容は3ブロックに分かれており、このような人間の身体や人口問題についての展示、(左画像あまりに衝撃で、解説内容がすっぽり脳から消去されてしまいました。フランス語の解説のみなので、完全には理解できなかったこともあるのでしょうけれど)
人骨の出土した状況を再現する右画像のような人類学の展示、
特別展示(今回はイヌイットの歴史的背景の解説とイヌイットによる美術作品)を見ることができました。実に繊細な色づかいの展示でした。作品を殺さずに、展覧会の後味をさわやかに残せる技量はなかなかのものでため息が出ました。
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やってきましたルーヴル美術館。半地階(Entresol)からシュリー翼への通路を通り、ルーヴル宮の歴史を堪能。これだけでも博物館がひとつどころかふたつできそうな規模。中世ルーヴルの壕の高さには驚きました。
そのまま階段をあがり(Rez-de-
chaussee)古代エトルリア・ローマ美術部へ。そこで、ひとくせもフタクセもありそうな魚たちに出会いました。最初はこれはこれは、と魚達の性格を想像していたりしたけれど、数にも内容にも圧倒されてモザイクに大興奮♪
2階(1er etage)イタリア絵画。デゥノン翼に入ってから直線コース。イタリアの熱い風を感じながらモナリザ到着。画像はモナリザを撮影しようと殺到する人々。押し合いへし合いだったのでフラッシュなしだった私のカメラはぶれまくりました。確かに劣悪な環境。別室に移動させてあげてください。
それにしても、いいお天気でございました。どこであろうと、旅すれば必ず1つは訪れてしまう博物館ですが、ここまで疲れても集中したい自分が情けなくなる...日常のよどみが癒されるどころか、身体には負担がかかりまくり。
数々の名品のなかで私の心に残っているのはこれ。他にもたくさん見たものはあったし、国立西洋美術館で4日前に見たジョルジュ・ド・ラ・トゥールにも心は震えたのだけれど、館内カフェで一息ついたときにもう一度会いたいなと思えたのはこの二者の聖なる場面でした。
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ポンピドゥーセンターの中には映画館もありますが、もちろん国立近代美術館へ。うふふ。入ったらすぐこれなんだもん。テンションあがって当然!でもこの日訪れた博物館(美術館)は4館目...大濠公園まで歩くのが精一杯な足には限界がぁぁぁ...
ということで。監視をしているのは若いおねーさんおにーさんが多かったし、スキを見てすかさず監視イスに座り込み。だって働きたいんだもん。美術館バイトしたいよー。
まじめに見たのだけど、あまりに足が痛くなったのでカフェに逃亡。眺めのいい席だったので、写真をとってほしいと他の席の人からも頼まれました。天気が悪かったけど「空気と鉄でできた花」エッフェル塔がよく見えたよ。
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23 rue de Sevigne 75003 Paris
パリ到着後2時間以内だったこともあり、新緑鮮やかな庭に視線がとどまります。「パリノルール」では、フランス革命の資料の宝庫として紹介されていましたが、マリー・アントワネットゆかりの資料に興味がない私には「暗くてよく見えない!」を連発してしまう展示室内でした。もったいないなぁ。
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こんな風にお葬式の雰囲気も結構生々しく再現されてます。民俗の派手な展示が後半に来るのですが、
導入部分は京都大学博物館の自然史展示に良く似てるよーな。 鳥のさえずりが聞こえてきちゃうあたり・・・。
自然史はあれあれ、という間に終わってしまい、割とあっさりした考古部門始まり始まり。天井のつくりこみがないあたり、制作時間切れ?なんて邪推してしまうのですが、実際は展示内容の雰囲気づくり(海沿いで石器を用いるなどして生活している様子)を優先させたのでしょう!!
この展示を背中にしてみると下記のようなケースがいくつか並んでいます。
内容はもちろんなんですけれど、私が目を奪われたのはそのケースの基壇の部分。土層を線でちゃんとわけている、しかも土色や密度の微妙な違いが再現されているように見える!(セクションをとるというんだったかしら)マニアックと言うか、考古の仕事に忠実な展示というか。国内では私は見つけたことがありませんでした。自然史系の博物館では多そうですよね、展示資料のテーマにからめた展示ケース。ケースの中身を替えにくくなっちゃうからあんまり好まれないのは分かるけど、実際あると楽しい。
とにかく見上げることの多い博物館。屋根まで続く再現展示、私はスキですが批判も多いようですなぁ。でも民俗展示ではどこまでいくんだろう、この展示・・・見上げるとショックを受けることもあったりするのは私だけですかね。
これは博物館の展示パネルをまじめに読む人にはちょっと酷。いくら写真パネルとはいえ、展示解説の流れの中に、このイスの上に配置された写真が置かれているわけですナ。このいすに座っている人がいたら、見逃すわけにはいかない。ということで、「ちょっとすみません、このパネル読みたいんでこのイスから立っていただけますか?」ってお願いしなくちゃいけないいなぁ。しかも広東語でというのはキツゥ。
自然史・考古にあんまり興味がないという人(かつ私のような博物館お散歩主義者)でも、とくに、香港歴史博物館の民俗部分は興奮できると思います。国立歴史民俗博物館(佐倉市)の民俗展示をもっと凝縮した印象。
日本による占領時代についての記述もありました。時間の都合で熟読できなかったこともあって他の来館者の方の見方を参考にすることにしましたが、近いうちに改めてみておきたい博物館でした。
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香港科学館にて。いわゆる科学展示、物理展示のほか、ごみ問題な
どの環境教育をはじめ、食事教育、安全教育もあって驚きました。
右写真は重いものをもつと腰を痛くするよ!
という忠告展示。工事現場が再現されており、上からモノの降ってくる音が聞こえ、ヘルメットの確認をしなくちゃ、と感じさせられたり、安全帯をつけないと落下事故を起こしてしまうと言うテーマパーク並み?!のシュミレーションがあったり。再現された現場内を歩くので次は何の事故を起こしてしまうのかと結構ひやひやしました。
写真はとらなかったけれど軽食のとれるカフェがあり、やっぱりヌードルだろう!と安さも手伝い、鴨肉のヌードルをオーダー。ところが、出てきたのは薄味のカップラーメン+鴨肉。お肉はおいしかったけれどやっぱりインスタント麺は機内で食べても日本で食べても香港科学館で食べても同じ味に思えます。わわわ。
月曜日から水曜、金曜は午後1時から9時までの開館なので、私のようなトランジットのついで観光でも十分楽しめました。しかも。水曜日に訪れたため無料でした。らっきー。でも家族連れ。具体的には、こどもがはしゃぎまわる空間です。ごみもたくさんだし、ぐったりした気分をさらに盛り上げてくれます。
でも、展示を見つめる、展示で遊びまくる、こども達の目は真剣そのもの。
ちと元気を吸収されるかもですが、賑やかだし、言葉が分からなくても、分かりやすいテーマがそれなりのビジュアルで迫ってきますのでご心配なく。例えば食事に関しては、バランスを考えて取りましょう、豚の肉の呼称とその詳細などなど。
あまりの分かりやすさに、こんなの知ってるよー的反応をしてしまいがちですが、香港なりの価値観があちこちに反映されているのを地味に見つけていくのも楽しみのひとつ。時間をとってまた遊びに(スミマセン)いきたいところです。もちろんこどもの減る水曜の夜にね。
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香港の空港ショッピングで、上海灘というお店を発見。それ以前に香港の町中歩けば至るところショップの広告だらけ。アンニュイなモデルさんの表情にぐっときてついぷらりと。キャセイパシフィックの機内販売でもキーリングなど小物中心に売出し中。特にかわいかったのが、塩コショウ入れ!テーブルの雰囲気にもよるけれど職場にもって行きたい愛らしさにくらくら。
店員さんはいたくお肌がうつくしく、また控えめながら、おしゃべり上手なんだよね。毛沢東時計なんて出しているんですな。98年時点のニューヨークでは「かっこよすぎて」お客さんが少ない、とありましたが、左写真のバックを見ていると若い子向けダナと感じます。路線変えたのかしら。
ショップの名前に上海とついてるので上海から始まったお店なのかなぁ。上海はすっごくファッション産業に力を入れている街のようです。というかお買い物の街なんですね。
(以下引用 from http://www.apparel-web.com/blog/chnews/archives/001998.html)
上海市経済委員会の統計によると、上海市にある381社の大型・中型商業企業の販売額は27.66億元(約359億円)に達し、2004年春節より8%増加した。2005年春節期間中、最高販売額を記録したのは2月10日で、この日だけで4.47億元(約58億円)を記録した。
上海市内中心部にある商業施設も大幅に販売額を伸ばした。上海市盧湾区にある商業企業15社に対して行った調査によると、2005年春節期間中の販売額は合計6,400万元(約8億円)を記録し、2004年春節に比べて12.5%の増加を記録した。
上海市黄浦区では区内の商業施設合計で3.27億元(約42億円)、2004年春節に比べて10.3%増を記録した。その内、南京路歩行街では2.07億元(約26億円)と2004年春節に比べて3.6%増を記録した。
上海市内で有名なショッピングゾーンである南京西路、淮海中路の商業施設もそれぞれ2004年春節比べて、それぞれ16.6%、12.6%の伸びを見せた。上海市徐家匯地区の商業施設6店舗における2005年春節期間中の販売高は、1.24億元(約16億円)であった。
お金が動くなぁ、上海。さすが。
文中にも出てくる上海のお買い物エリアこの中に上海灘のお店あるかなぁ。それからこんなところも見つけました。
これは2003年10月に南京路、准海路にて、100人の若者を対象に街角アンケート調査を行った結果です。人気ブランドランキング、よく読まれるファッション雑誌、1ヶ月当たりの服飾費などを聞いていきました。
このページによるとよく行く百貨店は伊勢丹なのに、日本のブランドはユニクロ以外あがらず、10%の人が日本のブランドにも興味がないと答えたようです。なんだか矛盾してるなぁ。まぁ母集団が100人しかいないというのでネタ程度ですが。
上海ネタが多かったのですが、私が行ったのは香港なのでした。
おまけ。濃いんだけどさ。香港の風水パワーが満ちてくるようなページなのでアゲました。
http://homepage3.nifty.com/j-941/hongkong/hk-main.htm
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